おしごと日記

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現場ごとに異なる事故の特徴。その特徴に合わせた安全標語を考えましょう

工場勤務や建築業、運送業で働く人にとって、危険はいつも隣り合わせです。そのため、現場を管理する責任者が、現場ごとに起こりやすい危険を把握し、その危険に合わせた対策を行う必要があります。そして、どの現場でも共通で必要なことは、「作業員への意識づけ」です。作業員が一人ひとり安全を意識することで、事故を未然に防ぐ確立が上がります。

従業員の意識づけに効果的なのが、安全標語を掲げることです。今回は、各現場で考えられる危険と、危険を防ぐ方法、効果的な安全標語について、紹介します。

工場で考えられる危険

工場で働く男性

工場で考えられる代表的な事故は、転落です。急いで階段から降りようとして転落などがよく起こります。

転倒によるケガも良く起こります。例えば、重い荷物を運んでいる時によろけて倒れる、足元のでっぱりに躓いて倒れる、機械をまたごうとして倒れるなど、ちょっとした気のゆるみから起こってしまう事故もあります。

また、自発的な事故ではなく、上からものが落ちてくる、機械から弾かれた部品が飛んでくる、隣を走っていた台車が倒れて巻き込まれるなど、自分の意識していないとことから巻き込まれることもあります。場合によっては、大ケガに繋がるケースもあり、侮ることはできません。

工場での事故は、油断や気のゆるみ、慣れなどから起こることが多い傾向にあります。毎日の注意意識や、基本の確認など、気を引き締めるような標語が良いでしょう。

建築業

建築業では、高所で作業する機会が増えます。そのため、転落や墜落による事故が多く、命綱などの安全管理が求められます。また、足場や手すりがきちんと組まれていないがために転落してしまうことも可能性としてあります。

また、作業する足場環境が悪いことも多く、地上でも地面にくぼみがあって、落ちたり、躓いたりしてしまうことがあります。

また、重機に挟まれる事故なども起こります。声かけや合図を怠ってしまうことで起こります。

建築業では特に、高所での作業に注意をする必要があります。そのため、高所作業での注意を促すようなフレーズを入れると良いでしょう。

運送業

運送業では、何より交通事故に注意が必要です。追突、横転、転落など、様々な事故が考えられます。事故が起こる原因も、天候や、道路環境、もらい事故など様々です。場合によっては、死亡事故になる可能性も大きいです。

特に、年末年始に事故が起きやすいとされ、死亡事故も増えます。より気を引き締めなければなりません。

事故を防ぐには、何よりも運転者の安全運転、安全確認が必要不可欠です。そのため、安全確認や、落ち着いた運転を促すような、標語を作ると良いでしょう。

各業界の起こりやすい事故を紹介してきました。標語を作る際は、各業界に合わせたり、自分が担当する現場で起こりやすい事故を防ぐようなフレーズを組み込むようにしましょう。

例えば、様々な安全標語を自動で作成してくれる安全標語自動作成ツールがあります。「更新する」のボタンを押すと、何度でも自動で作成してくれる便利なものです。もし、気に入ったフレーズがあれば、固定して、別の部分のみを更新することもできるので、おすすめですよ。

ぜひ、ツールを使って効果的な標語を作り、作業員の安全意識を高めるよう促してください。

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