学びの日記

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今更聞けないITとは?
IT業界は、現在急成長しており、需要が高まっています。政府もITに力を入れていて、学びの場でも小学校でプログラミングの授業が必修となりました。とはいえ、ITについてなんとなく理解はしているものの、説明はできない、という方もいるでしょう。今回は、今更聞けないITや、今後ITに期待されていることについて紹介します。

ITとは?

ITとは、「インフォメーション・テクノロジー(Information Technology)」の略称。パソコンやスマホなどの、コンピュータネットワークを使った情報技術の総称です。スマホだけでなく、インターネットもIT技術の一つです。現代社会では、ITに触れずに生活するのは不可能であるといえるほど、あちこちに普及しています。

身近なIT技術

ITについて解説しましたが、具体的でないとわかりづらいと思います。IT技術が使われている身近なものを、業界別で例に挙げていきます。

自動車業界

一番わかりやすいのは、自動車業界です。自動車業界では、ITを活用した「自動運転」が可能になるシステムの開発が行われています。スピードやルート、交通情報などの情報を収集し、自ら分析して安全運転ができるシステムです。

ただし、現在実車化されている車は、高速道路などの決められた条件下のみでの自動運転です。自動運転中でも、ドライバーはいつでも運転に戻れるように待機する必要があります。
実現には至っていませんが、完全な自動運転が普及すれば、免許が必要なくなるかもしれません。設定の方法だけ学べば、後はお任せ。車の中で、自由に過ごすことができます。
ここで、将来問題になると予想されているのは、完全な自動運転で事故が起きた時です。乗っていたドライバーなのか、それとも車のメーカーなのか、責任の所在をはっきりとさせるための法整備は整っていません。今後の対応に注目が集まります。

医療業界

医療現場では、ITを使い、患者や病気の症例を病院内外問わず共有しています。診療内容や経過が載っている「電子カルテ」や、検査・投薬等の指示をまとめた「オーダリングシステム」が導入されています。共有だけでなく、そういったデータを収集することも、保存することにも使われます。

また、近年では離れていても診療ができる「遠隔診療」の技術も生まれました。コロナ禍の影響もあり、急速に広まっています。様々な理由で通院が難しい方々の助けとなっています。また、移動や待機などの無駄な時間をなくし手軽になることで、継続的な治療にも繋がります。
一方、現在の技術では軽度の症状に限られます。レントゲン検査や切開処置が必要な場合は、直接病院に行くしかありません。また、直接診断できないということは、正確なチェックをすることができないということでもあるので、誤診に繋がります。

ITを学べる大学

ご紹介したようなIT技術は、大学や専門学校などで学ぶことができます。中でも、近年新しく開校された「専門職大学」も注目されています。専門職大学は、大学と専門学校のいいところを合わせた存在です。専門的な技術と知識を身に着けながら、卒業時には「学士」の資格を得られます。

ITを学べる専門職大学の一つが東京国際工科専門職大学です。ここは、政府主導の超スマート社会に対応した、最先端の大学教育を受けられます。600時間を超える企業での実習が行われ、現場で役立つ実践力を身に着けることができます。

ITの未来はわくわくするものばかり

現在注目されて、学びの場も増えているITですが、その未来の姿はどれもわくわくするものばかりです。そのうちの一つに、「6G」があります。6Gとは、第六世代移動通信システムです。

5Gもまだ普及しきっていませんが、すでに6Gの研究開発が進められています。6Gはなんと4Gの通信速度の100倍を誇るもので、6Gが実装されることで、様々な分野で革命が起こると言われています。

6Gになると、通信による遅延がほとんど起こらなくなると言われています。そのため、医療業界では、遠隔での手術が可能になると言われています。そうなれば、医師の足りない地域でも、救える命が増えるかもしれません。

ゲーム業界も遅延がなくなることで恩恵を得られる業界の一つです。遅延が無くなることで、ラグが無くなり、より公平にゲームを楽しむことができます。さらに、より進化したVRゲームの開発も期待されています。

6Gの実装は2030年を予定されています。まだまだ先の未来ですが、より便利になる世界が今から楽しみですね。

まとめ

現代においてITは、触れずに生活するのは不可能であるといえるほど、あちこちに普及しています。自動車業界の「自動運転」や、医療業界の「遠隔診療」など、ITによって様々な分野が便利で快適になっています。
2030年には、6Gの実装が予定されています。世の中を暮らしやすくするITから、これからも目を離せないでしょう。

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